1: オムコシ ★ 2016/03/21(月) 02:28:10.30 ID:CAP_USER.net
ありがたいことに「霊剣山」関係の質問をイロイロといただいているので、今回はその辺りについて思い付いたことをイイカゲンにまとめてみようかと思います。
・刺さった「このすば」と刺さらなかった「霊剣山」
1月新作アニメの反応を見ていて個人的に気になったのが
「笑いや話題の刺さり方」に関する傾向、作品の笑いの題材や方向性、それから日中それぞれの視聴者の反応についてでした。
1月の新作アニメで中国オタク界隈で話題になったり注目されたりしたコメディ要素のある作品はいくつかありますが、なかでも興味深かったのが
「霊剣山 星屑たちの宴 」と「この素晴らしい世界に祝福を!」についてです。
この二作は原作が日本と中国それぞれのネット小説出身であることや、ネット小説関係のパロディも含んだコメディ寄りの内容で、いわゆる「お約束ネタ」を含んだ笑いが散りばめられた作品となっているなどの共通する部分があります。それに加えて両方ともスタジオディーンによる制作といった事情もあります。
ですがこの二作品の「笑い」に関してはかなり対照的な結果となったようで、ざっくりと言えば
「『このすば』の笑いやネタは中国のオタクにも刺さったのに対し、『霊剣山』の笑いやネタは日本のオタクには刺さらなかった」といった所でしょうか。
またこの2作品は中国における注目度や話題の広まり方に関しても対照的でした。
当ブログでも以前に書いていますが「霊剣山」は中国のテンセントとスタジオディーンによる制作で、中国国産アニメが日本のテレビにも進出!ということで話題になっていました。
中国国内では箔付け的なものも含めてイロイロな報道が行われていましたし、放映開始前の時点で考えれば中国オタク界隈においては1月の新作アニメにおける屈指の話題作という扱いにもなっていた感もあります。
逆に「このすば」の方は事前の情報の少なさや、イラスト関連の素材もクオリティがそれほど高くなかったことから、中国オタクの視聴者層からはあまり注目されていませんでした。
しかもスタジオディーン作品ということで、「霊験山」の第一話放映の後などは「この調子では同じスタジオディーン作品の『このすば』もダメだろう」といった見方さえ出ていたそうです。
ですがその後徐々に評価が上がっていき、作中に出て来るファンタジー系作品や転生トリップ系作品のお約束も踏まえたネタに食いついて楽しむ人も増えているのだとか。
私が中国オタク界隈の反応を見たり聞いたりした所によれば、作画面については叩かれたりすることもあるようですが、ストーリーや作中の笑いの要素に関してはおおむね評価されているようです。
・笑いを理解できる、楽しめる層の違い
この二つの作品の反応、「笑い」の通じ方に違いが出た理由については、「笑いを理解し、空気を共有するための手がかりの有無」といったものが考えられます。この辺については「日本の視聴者に通じる笑いの手がかりが有りそうで無かった『霊剣山』」「中国の視聴者に通じる笑いの手がかりが無さそうで有った『このすば』」といった言い方もできそうです。
http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/52046444.html
「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む
*続く
・刺さった「このすば」と刺さらなかった「霊剣山」
1月新作アニメの反応を見ていて個人的に気になったのが
「笑いや話題の刺さり方」に関する傾向、作品の笑いの題材や方向性、それから日中それぞれの視聴者の反応についてでした。
1月の新作アニメで中国オタク界隈で話題になったり注目されたりしたコメディ要素のある作品はいくつかありますが、なかでも興味深かったのが
「霊剣山 星屑たちの宴 」と「この素晴らしい世界に祝福を!」についてです。
この二作は原作が日本と中国それぞれのネット小説出身であることや、ネット小説関係のパロディも含んだコメディ寄りの内容で、いわゆる「お約束ネタ」を含んだ笑いが散りばめられた作品となっているなどの共通する部分があります。それに加えて両方ともスタジオディーンによる制作といった事情もあります。
ですがこの二作品の「笑い」に関してはかなり対照的な結果となったようで、ざっくりと言えば
「『このすば』の笑いやネタは中国のオタクにも刺さったのに対し、『霊剣山』の笑いやネタは日本のオタクには刺さらなかった」といった所でしょうか。
またこの2作品は中国における注目度や話題の広まり方に関しても対照的でした。
当ブログでも以前に書いていますが「霊剣山」は中国のテンセントとスタジオディーンによる制作で、中国国産アニメが日本のテレビにも進出!ということで話題になっていました。
中国国内では箔付け的なものも含めてイロイロな報道が行われていましたし、放映開始前の時点で考えれば中国オタク界隈においては1月の新作アニメにおける屈指の話題作という扱いにもなっていた感もあります。
逆に「このすば」の方は事前の情報の少なさや、イラスト関連の素材もクオリティがそれほど高くなかったことから、中国オタクの視聴者層からはあまり注目されていませんでした。
しかもスタジオディーン作品ということで、「霊験山」の第一話放映の後などは「この調子では同じスタジオディーン作品の『このすば』もダメだろう」といった見方さえ出ていたそうです。
ですがその後徐々に評価が上がっていき、作中に出て来るファンタジー系作品や転生トリップ系作品のお約束も踏まえたネタに食いついて楽しむ人も増えているのだとか。
私が中国オタク界隈の反応を見たり聞いたりした所によれば、作画面については叩かれたりすることもあるようですが、ストーリーや作中の笑いの要素に関してはおおむね評価されているようです。
・笑いを理解できる、楽しめる層の違い
この二つの作品の反応、「笑い」の通じ方に違いが出た理由については、「笑いを理解し、空気を共有するための手がかりの有無」といったものが考えられます。この辺については「日本の視聴者に通じる笑いの手がかりが有りそうで無かった『霊剣山』」「中国の視聴者に通じる笑いの手がかりが無さそうで有った『このすば』」といった言い方もできそうです。
http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/52046444.html
「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む
*続く
4: なまえないよぉ~ 2016/03/21(月) 02:39:11.01 ID:za0GckuP.net
霊剣山で待ってるぜ!
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